山間地域の高齢化で一番問題になるのが田畑の荒廃である。耕作放棄した土地は雑草が生い茂り、猪や鹿の住処となって里の田畑を荒らす原因になっている。
これを解消するには、防御柵やこまめな除草作業が必要なのだが、高齢化で整備作業まで手が回らず、やむを得ず放置しているのが現状であった。
しかし今月から、地元のアイデアで牛の放牧を行うこととなった。除草と害獣の牽制を同時に行うという一石二鳥の策である。
放牧から半月近くが経つが、除草の成果はあまり上がらず、牛は近くの子供たちの写生の相手となっている。猪や鹿は相変わらす出没しており、起死回生のアイデアはのどかな農村の一風景となって終結しそうだ。
ブログランキングに参加しています。地元のアイデアは、最後にバーベキューで一石三鳥だったようですが、なかなかうまくいきません。牛が野生化して山を駆け巡るまで待つしかないと、長期的視野にたちながら、そっと押してやってください。
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